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仮想通貨長者番付(2)

7. マシュー・ロスザック(Bloq共同創業者、タリーキャピタル創業者)

─仮想通貨資産:9億〜10億ドル

ロスザックが初めてICOに参加したのは2013年。ICOという言葉すらなかったころから、マスターコインやファクトム、メイドセーフなどの仮想通貨を購入していた。IT起業家、ベンチャーキャピタリストとして活躍していた経歴もある。

13年、サンフランシスコを拠点とするブロックチェーンキャピタルの初のファンドに出資。自己資本で設立したタリーキャピタルは、コインベースやクラーケン、BTCCなどの大手仮想通貨取引所にも投資してきた。ブロックチェーンの熱烈な信奉者で、リチャード・ブランソンやビル・クリントン元大統領に初めてビットコインをプレゼントしたのはロスザックだった。

8. アンソニー・ディ・イオリオ(イーサリアム共同創業者、ジャックス、ディセントラル創業者)

─仮想通貨資産:7億5000万〜10億ドル

ディ・イオリオは家業の住宅建築業などの経営に従事していたが、金融危機を契機に経済学に触れ、「お金とは何か」を追求。仮想通貨に情熱を抱くようになった。「ビットコインのコンセプトはすぐ理解できた」という。数十万ドルをイーサリアムの開発資金につぎ込む一方で、クアンタム、ヴィチェーンなどの仮想通貨にも投資。初期段階で投資し、成功後に新たな通貨へ投資するのが彼の戦略だ。

9. ブロック・ピアス(ビットコイン財団会長、ブロックワンのアドバイザー)

─仮想通貨資産:7億〜10億ドル

ピアスはエンターテインメント事業を通じて仮想通貨に出会った。元子役のピアスは17歳にして「ユーチューブ」の先駆けと言われるデジタル・エンターテインメント・ネットワークを共同設立。熱心なゲーマーだったピアスは2000年代、オンラインゲームで仮想通貨取引を行う企業を設立。

中国で数千人ものゲーマーを雇い、テレビゲームのプレーで賞品を集めさせ、それを世界中のゲーマーに売って現金を得る仕組みをつくった。その後、仮想通貨企業の支援に参入。出資した企業には、マスターコイン、ブロックチェーンキャピタル、コインベース、イーサリアム、テザー、ビットフューリーや、いま話題のブロックワンがある。

10. マイケル・ノボグラッツ(ギャラクシーデジタル CEO)

─仮想通貨資産:7億〜10億ドル

ノボグラッツが仮想通貨への投資を始めたのは2013年。15年にはフォートレス・インベストメント・グループを退社、仮想通貨に集中することにした。トレーダーとして儲けるためだ。現在の仮想通貨は「バブル」。はじける前にできるだけ利益を上げることを自身の目的にしている。仮想通貨取引による利益は、カナダでの上場を目指すギャラクシーデジタルに入ることになっている。

11. ブレンダン・ブラマー(ブロックワン CEO)

─仮想通貨資産:6〜7億ドル

アイオワ出身のブラマーは弱冠14歳で仮想通貨の旅を始めた。オンラインゲームのアバターや魔法の武器の販売などを経て、2016年にダン・ラリマーとブロックワンを設立。同社のトークンEOSの発行にはブロック・ピアスがアドバイザーとして加わっている。ブロックワンはブロックチェーンプラットフォーム「EOS.IO」を開発。EOSはこれまでに10億ドル以上を調達、世界最大のICOとなった。

12. ダン・ラリマー(ブロックワン CTO)

─仮想通貨資産:6億〜7億ドル

バージニア工科大卒で軍事産業出身のラリマーは、兵器ではなく人に生きがいや財産を与えられるシステムをつくりたいと、2013年、コミュニティによって運営される仮想通貨取引所「ビットシェアーズ」を創設。16年には新たにブロックチェーンベースのSNS「スティーミット」を設立した。スティーミットの通貨「スティーム」はここ数カ月で急騰し、その時価総額は一時14億ドルに達した。

13. バレリー・バビロフ(ビットフューリー CEO)

─仮想通貨資産:5億〜7億ドル

バビロフは1980年代のラトビアで育ち、91年のソ連崩壊を体験。貨幣や特許が一夜にして価値を失うのを目の当たりにし、経済・金融の分散型フレームワークの必要性を痛感した。2011年、ビットコインのマイニングを手がける「ビットフューリー」を設立。資金調達が順調にいかなかったことから、マイニングで得たビットコインを30ドルという低価格で売却し、資金を調達した。

バビロフによれば、ビットフューリーが創業以来マイニングしたビットコインは約80万枚になるという。プロセッサーチップやモバイル向けビットコイン・マイニング専用マシンの開発・販売も手掛け、18年は4億ドルの売り上げが見込まれている。

14. チャールズ・ホスキンソン(イーサリアム、IOHK共同創業者)

─仮想通貨資産:5億〜6億ドル

ホスキンソンは2013年にコンサルティングをやめ、ビットコイン教育プロジェクトというオンラインスクールを開設。イーサリアムの創業メンバーにも名を連ねた。その後、企業や政府機関、研究機関のために仮想通貨およびブロックチェーンを開発する新プロジェクト「IOHK」に参加。収入はすべてビットコインで受け取るため、ビットコインの高騰でIOHKは莫大な利益を得ることになった。

15. ブラッド・ガーリングハウス(リップル CEO)

─仮想通貨資産:4億〜5億ドル

ガーリングハウスはファイル共有サイトHightail(旧YouSendIt)のCEO、AOLのコンシューマー&アプリケーション部門社長、ヤフーの副社長を歴任した輝かしい経歴を持つ。リップルは613億XRPを保有、時価総額は950億ドルになるがベンチャーキャピタリストによる企業評価額は低い。今回はガーリングハウス個人が保有するXRPをもとに資産を算定、仮想通貨ビリオネアにランクインした。

16. バリー・シルバート(デジタル・カレンシー・グループ CEO)

─仮想通貨資産:4億〜5億ドル

シルバートはIT企業の未公開株など金融商品向けの取引所、セカンドマーケットの創設者として知られる。その後、デジタル・カレンシー・グループを設立。コインベースやリップルなど仮想通貨関連企業に投資するベンチャーキャピタル事業、仮想通貨への投機や上場投資信託(ETF)のビットコイン・インベストメント・トラストの運営、仮想通貨メディア「コインデスク」の運営などを行っている。

17. ヴィタリック・ブテリン(イーサリアム開発者)

─仮想通貨資産:4億〜5億ドル

ブテリンは、仮想通貨業界では誰もが知る存在。10代でビットコインマガジンを創刊したブテリンは、若者に起業のチャンスを与えるティール・フェローシップを受けるために大学を中退。その後、旅をするなかでビットコインの限界に気付き、イーサリアムのホワイトペーパーを書き上げた。

イーサリアムは単なる仮想通貨というより、貧困層向けの複雑な金融商品のオープンソース・プラットフォームを提供するプロジェクト。その後、時価総額は1000億ドルほどに膨れ上がった。現在、マイクロソフト、BP、JPモルガン・チェースなどの企業が連携して、イーサリアムをビジネスに導入するための研究・開発を行っている。

18. ティム・ドレイパー(ドレイパー・アソシエイツ創業者)

─仮想通貨資産:3億5000万〜5億ドル

ベンチャーキャピタリスト、ドレイパーが仮想通貨への投資を考え始めたのは15年前。ビットコインの噂を聞いた瞬間「これだ!」と、1ビットコイン6ドルだった時代に25万ドルも投資した。2014年の「マウントゴックス」破綻ですべて失ったが、同年の競売で2000万ドル足らずで約3万2000枚のビットコインを手に入れたといわれる。将来は、世界の商取引の大半は仮想通貨で決済されると確信している。

19. ソン・チヒョン(トゥナム CEO、アップビット創業者)

─仮想通貨資産:3億5000万〜5億ドル

ソンのアップビットは創業からわずか4カ月で、韓国最大の仮想通貨取引所として、2017年12月まで1日あたり平均取引高47億ドルを誇ってきた。名門ソウル大学でコンピュータサイエンスと経済学を学んだソンは12年に「トゥナム」を設立。インターネット最大手カカオから続けて出資を受け、モバイル証券取引アプリ「カカオストック」を開発した。ユーザー数は現在30万人超。




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