スーパー秋葉原

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飛行機のシェード



離着陸時「窓の日よけを上げて」のワケは 

「下ろして」のアナウンスも

飛行機の離着陸時に、キャビンアテンダントから窓の日よけを上げるようアナウンスされるケースがあります。どのような理由があるのでしょうか。

「照明を暗くする」とセット そのワケは

飛行機の離着陸時、機内では窓の日よけ(シェード)を上げるようキャビンアテンダントからアナウンスされることがあります。

手前から、スカイマークのボーイング737、JALのボーイング777、ANAのボーイング787。

このアナウンスを行っているスカイマークに話を聞きました。

――なぜ離着陸時に日よけを上げるようアナウンスするのでしょうか?

離着陸時に何かあった際、外の状況を確認するため、そして、たとえば夜間において、外の光にお客様の目を慣らしていただくためです。このため、日没後に離着陸する便においては、客室内の照明も暗くしています。

――どのような事態を想定しているのでしょうか?

外に避難するような非常の事態を想定しています。

※ ※ ※

飛行機の事故は一般的に、離陸時の3分間と着陸前の8分間に発生する確率が高いとされています。日よけを上げることは、非常時に備えて少しでもスムーズに避難できる体制をつくる目的があるそうです。

「日よけを下ろして」のアナウンスも?

一方、ANA(全日空)やJAL(日本航空)では、日よけを上げるよううながすアナウンスは特に行っていないといいます。

「お客さまの座席の日よけについては、お客様の判断で上げたままでも下げたままでもよいこととなっています。

ただし、非常口の各ドアの窓については、離着陸時に上げておくことが規程化されています。これは緊急脱出時に機外の状況を確認するためといった理由によるものです」(JAL)

近年登場したボーイング787は窓に日よけがなく、窓を透過する光量を調節できる「電子カーテン」が装備されています。これについてもJALは「お客様の座席においては特に制限はありませんが、非常口の各ドアの窓は、離着陸時には必ず明るい状態になるよう操作することになっています」と話します。

ちなみに、JALでは「エコの観点から、お客さまが降機される際に、日よけを下ろすことにご協力いただきたい旨をアナウンスしている場合があります」とのこと。これは、夏場における機内の温度上昇抑制や、空調に必要なエネルギーの節約といった省エネのための取り組みだそうです。

【写真】ボーイング787の「電子カーテン」とは?

「電子カーテン」は窓を透過する光量を調節できる。左側の窓と右側の窓とで明るさが異なっている。




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日記

発達障害

ちゃんと知りたい発達障害、3つのタイプ(ASD・ADHD・LD)の傾向と特徴
「空気が読めない発言や動きをする」人や「予定も持ち物も人の名前も、ぜんぜん覚えられない」人、「キーボードを打つのは速いのに、文字を書くのが苦手」な人……これら全員、発達障害の疑いあり? “特性”なのか“障害”か、その線引きは?
そもそも発達障害とは
近年、“発達障害”という言葉を見聞きする機会が増えた。しかし、実態についてはよく知らない人が多いのでは?
そもそも発達障害とは? 精神科ナースや医師たちによるプロジェクト『ぷるすあるは』のスタッフで、臨床心理士の緒方広海さんが解説する。
「もって生まれた脳機能の障害で、発達に偏りや遅れがあります。生来の特性なので、もち続けたまま生きていくことになり、その特性によって人とのコミュニケーションや社会活動への参加で悩むことが多い。ただ、いろいろな工夫で支障がなくなるものもあります。
発達障害は大まかに3つのタイプに分類されますが、特性は人それぞれ違い、複数のタイプを併発している人も。また、一般の人と発達障害の人の間には境界線が引けずグラデーションでつながっていて、わかりにくいのが難点でもあります」
3つのタイプの特徴や傾向を見ていこう(※同じタイプでも、特性のあらわれ方はさまざまです)。
【自閉スペクトラム症/ASD】
こだわりが強く、毎日同じ服を着たり、同じものを食べたがる。場の空気を読めずに行動するので、ときどき周囲から冷た〜い眼差しが。
〇 たとえ話や冗談が通じない
〇 相手の表情や仕草からのサインを読み取れない
〇 特定の物事に強いこだわりがある
〇 急な予定変更を嫌う
【注意欠如・多動症/ADHD】
大人になると注意欠如のトラブル頻発! 大事な物をなくしたり、うっかりミスをしたり。何度も同じ失敗をするので、怒られてばかり。
〇 物を忘れたり、なくしたりすることが多い
〇 時間が守れない
〇 じっと座っていられない
〇 予測をせずに行動する
〇 物事に集中して取り組めない
【学習障害(限局性学習症)/LD】
IQは低くないのに特定の能力だけ実行困難……。計算だけが全くできない、文字が書けない、書いても鏡文字になるなど困難はいろいろ。
〇 本など長文を読むのが苦手
〇 文字を書くのが苦手(鏡文字になったり、枠に収められないなど)
〇 計算ができない
傾向を活かし、適職に出会うケースも
まず、自閉スペクトラム症(ASD)。相手の表情を読み取ったり、気持ちを推測したりすることが苦手で、人付き合いが得意でない人が多い。また、こだわりが強く、自分の習慣や予定に変更があると大きな不安や苦痛を感じる。
例えば、あるASDの男性の場合。普段は腕のいい職人だが、身内が事故で病院に搬送された際、付き添いもせず帰宅してしまった。周りが驚くと「寝る時間だったから」と答えたとか。
「以前は『自閉症』、『アスペルガー症候群』、『広汎性発達障害』などと診断されていた人たちが現在はすべてASDと呼ばれます。知的障害の有無など違いはありますが、特性が共通しているため、ひとくくりにして軽度の人にも支援ができるようになりました。
ひとつのことにコツコツと取り組むことが得意な人も多いので、長く継続的に取り組める職人や研究職などに向いている人もいます」(緒方さん、以下同)
注意欠如・多動症(ADHD)はじっとしていられない、人の話をさえぎって話す多動性と、興味のあることに過度に集中する一方、ほかのことには注意散漫という注意力の特徴がある。加えて、衝動性が顕著で刺激を好む傾向も。
「成長とともにエネルギーが落ち、脳内のホルモンバランスも変化して、多動は思春期に入ると大きな行動的なものは落ち着いてくることが多いです。大人になると忘れ物が多い、締め切りを守れないといった注意力が問題になりやすいですが、活動的で人付き合いもよいので適職と出会う人も少なくありません」
ADHDのある女性は、切らした調味料を“買わなきゃ”と思い込み、何個も同じ商品を買ってしまった。誰でも経験しそうな話だが、特にADHDの当事者にとっては「あるある」エピソードと言える。
そして、もうひとつが限局性学習症、いわゆる学習障害(LD)で、知的な能力は一般レベルかそれ以上だが、ある能力だけが極端にできないというのが特徴。ハリウッドスターのトム・クルーズは文字が読めない失読症を公表しているが、ほかに文字を書く、計算するのが苦手なタイプも。
「本人が努力しても直らず、教師には“努力が足りない”と責められ、勉強嫌いになる子どもが多い。特に文字の読み書きについては効果的な療育法がわかってきました。LDで支援の相談に来る人は少ないのですが、ぜひ相談してみてください」
“障害”を知り支援を受けてラクに
日本では、ここ20年ほどで発達障害の子どもの数が急増したと言われている。文部科学省が’12年に実施した調査によれば、全国の公立小中学校(宮城・岩手・福島を除く)に通う通常学級の児童・生徒のうち、6・5%に発達障害の可能性があるという。
その理由を緒方さんは、
「環境や食生活の変化などと言う方もいるのですが、専門家の間では“発達障害という視点で見るようになり、発見される確率が上がったから”と言われることもあります。かつてはクラスに2、3人はいた変わり者が、実は発達障害だったのかもしれません」
また最近は、大人の発達障害も注目されている。
「社会全体において仕事内容が高度になり、うまく適応できない人が増えているからと思われます」
これだけ認知されてもなお、“障害”という診断を本人や家族が受け入れられず、相談に足を向けないケースは珍しくないようだ。
「“障害”という言葉がまだ偏見や差別に結びつきやすい。支援を受けるためにもらう名前と思ってもらえれば」
’05年に発達障害者支援法が施行され、全国の都道府県と政令都市に支援センターができた。
気になる人はまず最寄りのセンターへ問い合わせるのがいちばん。
「発達障害のある人は“できずに傷つく”ということが多々あります。特に大人になって就職活動や仕事がうまくいかず、うつなどの二次障害を発症する人もいるほど。できれば、小さいころから支援を受けて自分の特性に気づき、うまく生きるための工夫を身につけてほしいです」
<教えてもらったのは>
NPO法人ぷるすあるは
精神障害や心の不調、発達障害のある人や、その家族を応援するべく、絵本やウェブサイトを通して情報を発信。ともに制作部のスタッフで、本職は行政機関で働く臨床心理士でボランティアとして参加する緒方広海さんと、精神科看護師で絵本やイラストを担当する細尾ちあきさん。



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日記

ADHD対策

ADHDと思ったら? 
アラームを15分前に設定して行動を開始
国が発達障害者支援法を改正して支援に乗り出すなど、社会問題となっているADHD。
臨床心理士で、ADHDを持つ人々の支援のためにさまざまな活動を行うNPO法人・えじそんくらぶを立ち上げた高山恵子さんが提案するのは“ADHDのDがない、ADH”。
最後のDは障害を意味する英語の頭文字。なので、つまり「不注意や多動性、衝動性があっても、障害にならない生活を目指そう」というわけだ。
そのために大切なのは、苦手なことを人に頼めること。まずは家族、パートナー、上司、友人に理解してもらい、サポートを得よう。「忘れちゃうから教えてね」「なくすと困るから持っていて」とお願いし、助けてもらったら「ありがとう」と感謝を。
女性の場合、きちんとした家事をと思いがちだが、「自分の苦手な部分を使わない仕事に就いてしっかり稼ぎ、ハウスキーパーに頼みましょう」と高山さん。
「できない自分や子どもを責めず、どうやったらできるかを考え、QOL(生活の質)を高めて。もしパニックになりそうなら、深呼吸してリラックスを」
発達障害の臨床経験が豊富な「どんぐり発達クリニック」の宮尾先生、えじそんくらぶ代表の高山さんから、ADHDの女性が快適に生活するためのアイデアと、ADHDの子どもへのサポート方法を教えてもらいました。
【会話】
人が話している間は、どれほど言いたいことがあっても1分間黙って聞く。話すときは声が大きくなりすぎないよう気をつけて。会議中はメモを取って、よく考えてから発言を。
【片づけ】
「水曜日」「5のつく日」と片づける日を決める。1度に1か所、本棚やベッドまわりなどエリアをしぼって集中的に片づける。自分なりに整理すればOK。
【「なくす・忘れる」対策】
大事な物の置き場所を決めて、家族や友人にときどきチェックしてもらう。週3日ほど事務処理の日を決め、ATMを使って支払いモレを防止。携帯電話やパソコンの「リマインダ」機能を活用して、その日の大事な予定を事前に表示する。
【時間の管理】
好きなことに集中しすぎて時間を忘れないよう、時計のタイマーを活用。時刻の決まった予定には、アラームを15分前に設定して行動を開始する。
【メモ】
配布されたプリントや掲示物は携帯電話のカメラで撮影。用紙に書き留めてもなくしやすいので、聞いたことは音声入力で携帯に記録しておく。
【サポーター】
家族共用の大きめのカレンダーに予定を書き込み、大事な用事にシールをぺたり。みんなに自分の予定を把握してフォローしてもらう。提出する書類を書いたら家族に確認してもらう。職場や学校にも自分を理解してサポートしてくれる人を見つける。
【“叱る”をやめてアドバイス】
できないことを責めると、ますます自信とやる気を失うばかり。まずは子どもの話を聞いて共感の言葉をかけ、優しく「〇〇〇なところはこうして直したほうがいいよ」と教える。
【褒めて、ごほうびを】
子どもは褒められ、認められて「できるんだ」という気持ちを育む。よい行動をしたときはたくさん褒め、小さい子どもにはシールやカードなどのちょっとしたごほうびを。
【意味づけした記憶で】
意味のある記憶なら、ワーキングメモリを使わずに活用できる。例えば、衣類は下から上の引き出しへ順に靴下、ズボン、上着、帽子と収納する。“下から上”と意味がわかれば、自分で出し入れできる。



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日記

親子でADHD

ADHDの親子、“カテゴリー”がわかりうれしくもあった
国が発達障害者支援法を改正して支援に乗り出すなど、社会問題となっているADHD。
「朝起きられず忘れ物の多い子でした。少し学習障害もあって、学校生活も合わない。集中力がなくてテストの見直しができず、いつも点数がよくなかった。運転免許の筆記試験を含めたくさんのテストに落ちました。大学の授業では90分間じっと座っているのがつらく、書くことも苦手でノートも取れない。ノートを貸してくれる友達がいたから卒業できたようなものです」
そう振り返るのは、臨床心理士の高山恵子さん。NPO法人「えじそんくらぶ」を立ち上げ、当事者や家族、社会へ向けADHDについて精力的に伝えている。
家では片づけができず母親にひどく非難され、思春期には自暴自棄になって反発し、母娘の確執もあった。友人との関係でもほぼ毎日のようにうっかり何かを忘れ、つい相手の気に障るようなことを口にしてしまい、後悔ばかり。
「約束も忘れるし、誕生日にもらった物をなくしてしまったのは口が裂けても明かせませんでした。でも、友達のことはとても大切に思っていたので、自分はどこかおかしいのではと、ずっと悩んでいました」
そんな高山さんが、自分がADHDであると気づいたのは約20年前、アメリカの大学院で教育学を学んでいた30代のとき。ADHDについて学んで、
「これはまさに私のこと! だからこれまで苦しかったんだ」
と衝撃を受けた。そして当時、日本ではあまり知られていなかったADHDについて、たくさんの情報や知識を収集。
書くことが苦手だった高山さんは、自分の研究結果をレポートで提出するかわりにスピーチで発表、人前で話す能力を磨いた。やがて帰国してからは、日本でもADHDについて広く知ってもらいたいと活動を続け、いまでは専門家として年100回ほど講演会で話をしている。
「ADHDには脳の機能障害がありますが、特徴を理解してサバイバルのスキルを身につけ、日常生活に困らなければ“障害”にはならないのです。家族やパートナー、上司、友人に理解してもらって、できないことはSOSを出して助けてもらえばいい。
ADHDのさまざまな症状は、見方によってはアピールポイントになります。例えば“不注意”は、いろいろ考えるので発想が豊かになり、ひらめきがある。“多動性”は、おしゃべりで人前でスピーチをするのが得意。“衝動性”は実行力そのものですから」
いま困難を抱えている人に目指してほしいのは、日常生活で困らない対処法を身につけ、周りの人に助けてあげたいと思われる“かわいいADHD”だと語ってくれた。
モンズースーさんは、長男出産後にADHDと診断を受けた30代前半の主婦。発達障害の「グレーゾーン」である2人の息子たちとの日々をつづったブログが大人気に。
モンズースーさんがADHDとの診断を受けたきっかけは、長男が1歳半検診で言葉や運動面での発達の遅れを指摘されたこと。何冊か発達障害についての本を読むうち、“自分のことが書いてある”と感じ、病院へ行ったという。
「私はとにかく忘れっぽい。メモしなさいといわれても、まず手帳を忘れる。メモをしても確認を忘れる。結局メモをなくす(笑)。忘れないよう注意するための行為まで忘れてしまい、どうすればいいかわからなかった」
と明かす。学校ではノートをとるのが苦手で漢字も書けず、そのことが気になって、かえって授業そのものが聞けなくなった。「できない」というより、「うまくいかないからやりたくない」という気持ちで勉強が嫌いになり、高校を中退。
仕事ではケアレスミスがとても多く、信頼をなくして辞めることもあり、アルバイトや派遣先を転々とした。
「感情を抑えられない、パニックを起こすといったことも多く、とくに反抗期のイライラはひどかった。でも大人になるにつれイライラの原因を作らないとか、なるべく心が落ち着くように事前に状況を広く想定しておく、といった対策を身につけました」
モンズースーさんはADHDの診断を受けて気が重くなった一方、初めて自分の“カテゴリー”がわかってうれしくもあったとか。
「こんなに変な人間は自分だけと思っていたのに、同じような人がたくさんいる。ADHDについて調べると、自分に対する新たな発見があっておもしろいです」
長男は現在、特別支援学校の幼稚部に通いモンズースーさんも同伴している。発達障害の診断はまだ“グレーゾーン”のままだが、感慨深げにこう話す。
「以前は自分の思いを私以外の人に伝えることができず、よく癇癪を起こしていましたが、いまでは先生や友達とのやりとりが増えて、だいぶ様子が変わりました。私の時代もこうした支援があれば、トラブルを回避できてよかったかも」
マンガを描くのが好きというモンズースーさんは、ADHDと診断され新たな自分像と向き合ったのを機に、コミックエッセイ風のブログをスタート。
自分たち親子の日常や困り事などをわかりやすい文章とかわいい絵で紹介しており、このたび初の著書を出版。“わが家も子どもが1歳半検診で引っかかったばかり。この本が私の指標です”など読者からのレビューには感謝の言葉も並んでいた。



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日記

ADHD

身近な発達障害ADHD、アスペルガー症候群との違いは
国が発達障害者支援法を改正して支援に乗り出すなど、社会問題となっているADHD。「時間がないのに用事を詰めすぎる」「なかなか決断できず、結果的に衝動的な判断をしてしまう」……こんな症状にギクリとした人は要注意。意外と身近なADHD、この機会にぜひ理解を深めてみては。
先月25日、発達障害者支援法の改正法が参院本会議で可決、成立し、10年ぶりに見直された。発達障害者の教育と就労支援の充実を図った内容で、教育面では障害のある子どもがほかの子どもと一緒に教育を受けられるように配慮。
また就労面では、国や都道府県が、働く機会の確保と職場への定着を支援するように求めるなどとしている。
そもそも発達障害とは、『自閉症』や『アスペルガー症候群』、『学習障害』などの脳の機能的な問題が原因で生じる障害全般を指す。その中でも多い割合を占めると言われているのが『ADHD(注意欠陥多動性障害)』だ。読者世代にはあまり聞き覚えがないADHD、いったいどんなものなのか。
■忘れ物が多いのは脳の機能のせい
しょっちゅう忘れ物をする。集中力がなくて飽きっぽい。授業中に座っていられずついフラフラ。思いついたらまっしぐらに行動する……。自分の子ども時代を思い浮かべ、「そんな子いたな〜」とうなずく人も多いのではないだろうか。
しかし、もしそれが社会生活を送るうえで支障があるほどひどい場合、注意欠陥多動性障害、つまりADHDと診断される。
発達障害の臨床経験が豊富で、『子どものADHD早く気づいて親子がラクになる本』(河出書房新社)、『女性のADHD』(講談社)などの監修書がある『どんぐり発達クリニック』の宮尾益知院長によれば、
「ADHDは親の育て方やしつけが原因ではなく、また、脳に明らかな変異がある病気でも、うつ病のような精神疾患でもありません。脳の働きに生まれつきの“かたより”があって、それがさまざまな特性となって現れるのです」
ADHDには不注意・多動性・衝動性という3つの症状がある。例えば集中力がない、忘れ物が多いのは不注意で、じっと座っていられないのは多動性、思いつくとすぐ行動するのは衝動性の症状だ。
具体的な症状の現れ方は人によってさまざまだが、大きく分けると、不注意が目立つ人、多動性と衝動性が目立つ人、不注意に加えて多動性と衝動性の特徴も見られる人、の3タイプとなる。診断は、血液検査や脳の画像診断ではなく、主に知能検査によって行われる。
“かたより”があるもののひとつが、脳の“ワーキングメモリ”だ。何かを実行するとき、必要な情報を一時的に記憶しておく機能だが、ADHDの人はこれが小さく、過去の経験をうまく生かせない。目の前の情報だけで判断して行動するため、不注意に同じ失敗を繰り返してしまう。
「よく遅刻をしたり、課題が締め切りに間に合わなかったりするのは、段取りや時間の概念がわからず、計画を立てて物事を実行できないからです。でも、ADHDの原因はまだはっきりと特定されておらず、わからないことが多い。子どもの診断に来てその親もADHDだったとわかる場合も多く、遺伝しやすいといわれますが、遺伝子は見つかっていません」(宮尾先生)
■責めず褒めて共感、有効な助言をして
ADHDの症状がある子どもたちは、親や教師から何度も同じ注意を受け、だんだんと自信を失って、思春期を迎えるころにはほかの子と違ってなぜ自分ができないのか知りたくなる。
「こうした時期に自分はダメな人間だと思い詰め、ひどい場合はうつ病など二次的な障害を併発するおそれもあります。大事なのは、社会で無理なく暮らせる大人になること。そのために家族や周りの人のサポートが必要です」(宮尾先生)
基本は、責めるのではなく上手に褒めることでよい行動へと導くこと。「〇〇はダメ」ではなく、その子が困っている点を聞いて共感し、「こうしたら」とひとつひとつアドバイスする。
そして宮尾先生によれば、どのような困り事にも克服する対策法があり、治療ではそうしたアドバイスをしながら、場合によって薬を処方することで、苦しみは明らかに減っていくという。
近年、ADHDと診断される人が増えたのは、ADHDが広く知られるようになったことに加え、学校やご近所のルールが厳しくなって昔の“ちょっと変わった普通の子”が生きにくい社会になったことが一因と考えられる。
「ADHDは、昔ならやんちゃで忘れ物が多くて少し変わり者といわれるだけの普通の子。あまり特殊な人と思わないで、上手にサポートしていきましょう」(宮尾先生)
だがADHDは学習障害や行為障害を併せ持っているケースも多いほか、アスペルガー症候群などと症状が似ている点があり、1度医師の診断を受けることをおすすめしたい。
■大人のADHDは完璧を目指しがち
ADHDについてメディアで取り上げる機会が増え、その認知が広がるにつれ、大人のADHDも注目を集めるように。
「大人の場合、ADHDと診断を確定するのはかなり難しい。いずれにしろ、これまでに自分の特性を知って、トラブルの予防や対策をすでに身につけている人が多いので、とくに治療は必要ないでしょう。ただ、つらい思いを抱えている人なら受診してみては。薬による治療は子どもと同じでかなり効果があります」(宮尾先生)
ただ、女性の場合は診断を受けたあと、何年も気づかずに過ごしてきたことを悔やんで落ち込む人が多いそう。
「なかには、完璧を目指してつらくなる人もいる。大切なのは“いいかげん”を身につけて、無理なく過ごせるようになることです」(宮尾先生)
■アスペルガー症候群とは、ココが違う
同じく先天的な発達障害のアスペルガー症候群は、ADHDと似ているように見える。でも、例えば対人関係でADHDが思ったことをすぐ口に出し、相手を傷つけたと後悔するのに対し、アスペルガー症候群はそもそも他人の気持ちや場の空気を読み取れない。相手が傷ついたことに気づかないのだ。



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日記

値上げの年2018

2018年は「値上げの年」? 
私たちはどう対策すべきか
2018年が始まって1週間が経ちますが、年末年始のニュースの中で、いろいろな商品・サービスの値上げのニュースが目に留まった方も多かったのではないでしょうか。しかも、中心的に取り上げられたのは、私たちの生活と密接に関係のあるものばかり。
今後さらに値上げの動きが拡大することになると、2018年は「値上げの年」になるかもしれません。こうした商品・サービスの値上げにはどのような背景があり、私たちの暮らしにはどのような影響を及ぼすことになるのでしょうか。
ゆうパック値上げが通販を直撃
すでに打ち出されている値上げの中で最も多くの人に影響が及びそうなのが、相次ぐ宅配便の値上げです。日本郵便は3月1日から「ゆうパック」の価格を平均で12%引き上げることを発表しています。
背景には、宅配便の配送を担当する人手が不足している現状があります。少子高齢化などによる労働力人口の減少や、Amazonをはじめとしたネット通販の拡大によって、2016年には遅配が大量に発生するなど、業界全体として人手不足が大きな問題となりました。
こうした状況を受けて、まず昨年10月にヤマト運輸が、次いで11月に佐川急便が、人員確保のために人件費を引き上げ、それに伴って宅配便価格を引き上げる、という流れになりました。
日本郵便では、各社の動向をながめながら様子を見てきましたが、他社からのシフトにより、昨年10月から12月にかけて前年同月と比べて2割程度の取扱量の増加となりました。
こうして遅配のおそれが強まってきたことなどから、ゆうパックの値上げを決めました。
個人向けの値上げ幅は1〜3割程度ですが、取扱量の9割を占める大口顧客向けは2倍以上の値上げを通告されているところもあるようです。そうなると、私たちがネット通販などで購入した商品の送料も値上げされる可能性が高いと考えられます。Amazonやメルカリなどを日常的に利用している人には、影響が直撃することになりそうです。
たばこにはもう一段の値上げ余地
値上げの動きは宅配便だけではありません。自民党が昨年12月に公表した2018年度の税制改正大綱では、大企業向けの減税とともに、高所得者向けの増税やたばこ税の引き上げが盛り込まれました。
このうち、たばこ税は8年ぶりの引き上げです。紙巻きたばこが10月から4年かけて1本当たり3円の値上げとなり、現在440円のたばこは500円に上がることになります。最近人気の高い加熱式たばこの税率も、紙巻きたばこの7〜9割まで、5年をかけて段階的に引き上げる方針が示されました。
たばこには常習性があるため、価格が上昇したからといって喫煙の習慣をやめる人は多くないといわれています。また、喫煙率は高所得者よりも低所得者のほうが高くなっており、たばこ税の増税は高所得者よりも低所得者の財布に厳しいものといえそうです。
1人当たりのGDPなど国民の所得水準と比べると、日本のたばこ価格は主要先進国の中では決して高くないともいわれています。
米国の各州平均と比べて2分の1程度の価格にとどまっているという分析もあります。もしかすると、数年後にさらなるたばこ税の増税、ということになるかもしれません。
食関連でも値上げが相次ぐ
ゆうパックやたばこ以外にも、今年は小麦粉やビール、外食産業などで、近日中の値上げが予定されています。小麦粉はすでに1〜3%の値上げが実施されています。背景には、原料となる輸入小麦の世界的な高騰があるようです。
ビールについては、3月から4月にかけて各社とも、樽や瓶で販売する業務用商品で10%前後の値上げを予定しています。
全体の消費量が減少している一方で、物流コスト高騰などによる樽や瓶の回収コストの上昇を吸収するためです。缶ビールの店頭価格は去年からすでに上昇しており、今回の業務用の値上げで飲食店のビールも値上げされることになりそうです。
飲食店のメニューでも、鳥貴族が全品280円均一を298円均一へ、すき家は牛丼大盛を470円から480円に、天丼のてんやが天丼を500円から540円に値上げすることを発表しています。
中国での需要拡大などを背景とした業務用のコメや輸入牛肉の価格上昇が、その背景にあるといわれています。こうした状況は業界全体で共通のものと考えられますので、他社も追随して値上げする可能性があります。
値上げの動きはさらに広がる?
こうした値上げの動きは、企業収益の改善を通じて、ゆくゆくは雇用環境の改善や賃金水準の上昇など、私たちの生活の潤いにつながっていくものと捉えられます。
もっとも、こうした好循環につながるまでには、一般的に一定のタイムラグが必要になると考えられます。
そうなると、こうした値上げの影響は、ビールやたばこを好み、冷凍食品や小麦粉を使った料理を作り、牛丼チェーン店で昼食を食べ、仕事帰りに居酒屋に立ち寄り、Amazonやメルカリをよく利用するという生活をしている人には、当面の間、厳しい現実として現れてくることになります。
今後、人手不足やガソリン価格の上昇が強まるような場合には、より広範な品目に値上げの動きが広がる可能性があります。実際に、ワインやアイス、冷凍食品なども一部で原料や輸送費の高騰などによって値上げする動きが見られています。
このような値上げの広範化は、住宅ローンなどの金利の上昇につながるかもしれません。
値上げ広範化と住宅ローンの関係
値上げの範囲が広範になれば、日本銀行が金融政策を転換させる可能性もある
現在、日本銀行による金融政策は、ゼロ金利、マイナス金利という歴史的に類を見ない大規模な緩和が続いています。これは、長期間続いてきたデフレ状況からの脱却、2%程度の健全な物価上昇の実現という安倍晋三政権の至上命題に沿って、2013年初から日銀が取り組んでいるものです。
これまでの5年間は、大規模な緩和にもかかわらずなかなか成果が上がらず、現在の物価上昇率もゼロ%台後半で推移しています。ですが今後、この物価上昇率が2%を超えて上昇していくようだと、健全な物価上昇を超えた過熱状態にあるとして、日銀の金融政策が引き締めに転じて、金利水準が上昇する可能性があります。
今のところ、短期間で金融政策が転換される事態は考えにくいです。とはいえ、人手不足や、輸入原料・ガソリン価格の高騰などは構造的な要因も背景にあるとみられ、すぐに解消したり逆方向に転じたりするものではないとも考えられます。そうなると、広範な品目に値上げの動きが波及するには、それほど時間がかからないかもしれません。
2018年は、賃金の上昇に淡い期待を持ちつつも、値上がりによる生活費の高騰や将来的な住宅ローン金利の上昇の可能性まで見越して、中長期的な対策を考える。そんな年になるかもしれません。



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日記

中国経済2018


子供は凍傷に 中国"ストーブ撤去"の背景

経済成長が続く中国。中国政府は2020年の実質GDPを2010年比で2倍にする計画だ。その一方、地方では歪みも出ている。「脱石炭」を進めるため、ある地方の小学校では「石炭ストーブ」が強制撤去され、小学生が凍傷になったという。習近平総書記の「一強体制」はどうなるのか――。

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▼2018年を読む3つのポイント

・中国経済は減速するものの、持続可能な成長ペースにソフトランディング

・消費市場の立ち上がり、育成分野への政策支援、成長重視姿勢の堅持、の3点が下支え

・習近平一強体制は、経済構造改革の推進力になる半面、政策運営を誤っても修正がきかないリスクが懸念

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■2期目の習政権は景気を減速させる

2018年の中国経済の行方には世界の注目が集まる。17年は中国経済の回復が世界経済の緩やかな回復をけん引してきたからだ。共産党大会を乗り切り権力基盤をより強固なものにした習近平政権が、どのようなかじ取りをするかがカギを握っている。

結論を先に言えば、18年の中国経済は、2期目に入った習近平政権が改革姿勢を強めることにより、景気は減速傾向をたどると予想される。この背景として、中長期的に中国経済を発展させるためには、企業の過剰債務や過剰設備など、これまでの高成長路線で生じた問題の解決が待ったなしになっていることが挙げられる。

2017年10月の「政治報告」でも、国有企業、行財政、金融システムといった諸改革を加速させ、中国経済の競争力を強化することが掲げられた(図表1)。権力を集中させた第2次習政権は、リストラなどの痛みを伴う構造改革を断行し、目に見えた成果を出す意向とみられる。なお、17年の第19回共産党大会において規約が改正され、「習近平の新時代の中国の特色ある社会主義思想」が堅持すべき指導思想と位置付けられた意味は大きい。これにより、習近平総書記の進めたい改革や政策は、すべて指導思想に沿ったものとみなされ、強い抵抗が予想される改革も前進させやすくなった。

とはいえ、やみくもに改革を推し進め、景気が失速する展開にはならないと予想される。それは、(1)消費市場の立ち上がり、(2)育成分野への政策支援、(3)成長重視姿勢の堅持、の3点が見込まれるからである。以下、具体的にみていく。


■景気拡大の主役が投資から消費に

第1は、家計の所得環境の改善で、個人消費の景気牽引力が高まっていくことである。企業業績の回復や人材確保のための賃上げなどを背景に、都市家計の可処分所得は2017年に入り増勢が高まっている(図表2)。逆に、これまでの高成長を主導してきた固定資産投資の増勢は鈍化しており、景気拡大の主役が投資から消費にバトンタッチしつつある。実際、GDP(国内総生産)に占める個人消費の割合は2011年から緩やかな上昇傾向を続けている。

個人消費をかき立てているのがインターネット販売である。2017年11月11日の「独身の日セール」では、最大手のアリババ1社だけで当日の販売額が1683億元(3兆円弱)にも上り、その規模の大きさや拡大のペースが大きな話題となった。こうしたイベント時の販売だけでなく、ネット販売は高い伸びを続けており、小売売上高全体の堅調な拡大を牽引している。13億人にものぼる膨大な人口も勘案しても、中国の消費市場は、今後も底堅い拡大を続けることが期待される。

第2は、産業競争力の強化や国民の生活水準向上など、必要な分野においては、政策支援を続けることである。

例えば、2017年9月30日、中国人民銀行は、中小零細企業や農業、貧困世帯などへの貸し出しを増やしている金融機関に対して、預金準備率を引き下げると発表した。金融政策では総じて引き締めスタンスを強めているが、消費の底上げや産業競争力の強化に役立つ分野に限っては、緩和スタンスを続けているといえる。

さらに、12月1日より、乳幼児用おむつや洗浄便座など187品目の輸入関税が引き下げられた。今回引き下げ対象となった商品の多くは、消費者のニーズに国産品が十分対応しきれず、海外旅行時のお土産として「爆買い」されているものである。こうした現状を踏まえ、輸入コストを下げて、国内で商品を買いやすくする狙いがうかがえる。

また、民間の固定資産投資は総じて抑制方向にあるものの、インフラについては着実に整備する方針である。道路や鉄道などに加え、情報および物流網の整備・強化が党大会の「政治報告」でも盛り込まれている。新規プロジェクトの承認等を通じて、インフラ投資が大幅に落ち込まないよう措置も講じられている。そのほか、企業向け税・社会保障負担の軽減のように、競争力強化を意図した取り組みも続いている。

第3に、政府の基本姿勢として、成長重視の姿勢を維持していることである。過度な引き締め策を実行し、改革を拙速に進めれば、経済は失速し、中国社会が大混乱に陥りかねない。習近平政権としても、そうしたリスクを冒してまで、引き締めを強化し、改革を進める意向はないであろう。改革の推進はあくまで安定成長が前提である。

とりわけ、「小康社会」(いくらかゆとりのある状態の社会)を2020年までに実現し、結党100周年に当たる2021年を祝賀ムードで迎えることは、共産党指導部にとって 至上命令である。その「小康社会」の主要目標の一つが、2020年の実質GDPを2010年の2倍の規模に増やすというものである。


■中国政府が許容できる成長率下限は6%台の前半

このGDP倍増目標を実現するには、2017〜20年の平均成長率が6.45%を維持することが必要である。つまり、中国政府が許容できる成長率の下限は、せいぜい6%台の前半とみることができる。成長目標を達成できないと判断すれば、習政権は改革のテンポを遅らせ、景気てこ入れ策を追加してでもGDP倍増を優先させるとみられる。

第19回共産党大会では、経済成長に関する具体的な数値目標が示されず、GDP倍増についても直接の言及はなかった。そのため、習政権は成長重視路線から決別したとの見方もある。しかし、経済体質の強化を優先し、高成長を追求しないと決断したのであれば、党大会で目標の放棄を明言したであろう。他方、「小康社会」の全面実現には言及しているため、習政権の成長重視姿勢は続いていると判断できる。

以上より、2018年の成長率は低下するものの、2012年以降のトレンドに沿った緩やかな減速にとどまると予想される(図表3)。


■一強体制がもたらす景気下振れリスク

このように、習近平総書記の強力なリーダーシップの下で成長と改革が両立するというのがメインシナリオである。強大な権力を手に入れた習政権は、望ましい中国経済の実現に向けて、実体経済をコントロールしていくであろう。

もっとも、習近平一強体制の出現は、不安要素も生み出している。

一つは、政策判断が遅れるリスクである。今後、習近平総書記が経済運営に関して直接決定を下す機会が増えるとみられる。しかし、外交や軍に加え、経済運営についても、習近平総書記の指示を逐一仰ぐようになれば、事態の急変に追いつかず、経済政策を調整・転換するタイミングを逸するケースが起こりかねない。

いま一つは、誤った判断に基づく政策が実施されるリスクである。第1次習政権までの集団指導体制においては、経済政策をめぐる意見の相違や方針への反論が指導部内で許容されていた。こうしたやり方は、調整に手間取り、実行のスピードが遅くなるというデメリットを持つ半面、すり合わせによる政策の修正が図られることで、暴走に至るリスクが小さいというメリットもあった。ところが、一強体制化が進み、習氏の方針に異を唱えにくくなったため、政権内部でチェックする仕組みが機能せず、経済運営が誤った方向に向かっても歯止めをかけるのが難しくなった。

さらに、地方政府が中央から指示された成果を出せないことを恐れるあまり、帳尻を合わせるために不適切な政策対応がとられるリスクも懸念される。

ひとつ例を挙げよう。習政権は目下、大気汚染問題の早期解決に向け、エネルギー利用において石炭から天然ガス・電気への転換を図っている。その一環として、石炭ストーブの撤去が実施されている。ところが、河北省のある地方の小学校では、非石炭暖房設備の設置工事が間に合わないにもかかわらず、石炭ストーブを撤去し、寒さで生徒が凍傷にかかったと中国メディアも批判的に報じた。

地方政府が上からの指示通りに石炭ストーブを撤去することばかりに集中し、本来最も重視すべき子供の健康を後回しにしたのである。これは、レアケースかもしれないが、習政権が改革を強引に進めるほど、他のマクロ経済政策でも同様の問題が起きる可能性は高くなる。

このように一強体制は、安定成長下で改革を進展させる原動力となる半面、対応の遅れや誤った政策判断などによる景気押し下げのリスクも伴う。中国経済の成長持続にとって、一強体制はまさに両刃の剣といえよう。




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死海





まるで異世界。

ドローン撮影した死海の写真は地球の奥深さを見せていた

(イスラエル・ヨルダン)

イスラエルとヨルダンの国境にある死海。ヨルダン川の終着地点でもあるこの湖の水は、外海の10倍ほど、約30%になる塩分を含んでいる。

死海沿岸の一部は観光化されている。補助器具なしに死海に浮かぶ人や、泥浴をする人の写真は、おそらく多くの人が目にしたことがあるだろう。

しかし、そのような光景は、死海の持つ様々な姿のほんの一部でしかないのだ。このたび、死海のまた別な顔が、ドローンによって撮影された。

地球上とは思えないほどの異世界を見ているようだ。

撮影したのは、イスラエルの写真家、ツヴィカ・シュタイン氏だ。

地上では撮影が困難な死海の全貌

死海は私の気に入りの撮影地で、しょっちゅう撮影に出かけています。塩の構造体にも、すばらしい水面の反射にも魅了されまして

と語るシュタイン氏だが、実は、一部の観光地を除き、死海付近はアクセスが容易ではない。徒歩で到達できる範囲の向こうには何があるのか、それを知りたいというシュタイン氏の熱意が、このような、鮮やかな写真という形で結実したのである。

「近年では、この付近を歩き回るのは危険と考えられています。まあ、敢えて行う写真家もいますけどね」とシュタイン氏。観光地化やミネラル製品の工場などによって、死海の水位は急速に下がっており、残った水溜りの周囲では崩落の危険が増しているのだ。

「私自身は、徒歩で撮影して回るのは安全な地域内のことにして、遠くの水溜りの撮影は、安全な場所からドローンを操縦して行っているのです」

異世界のような、抽象画のような世界

ドローンによる撮影は、シュタイン氏に新しい視点をもたらした。

「魅惑的な体験でした」とシュタイン氏は語る。「この付近の空中撮影は最近始めたのですが、乾燥した地域の上空で、驚異的な形状と色に出会いました。抽象的な絵画のようです」

「しばらく見とれた後に、脳が見慣れた図形を探し始めました。最初に見つけたのは、ハート型と、目です」

まるで着色されたような土壌と水の色。でもこれはリアル

だが、写真に収められた死海の光景がすばらしいのは、見慣れた形があるから、だけではもちろんない。

土壌と水の色が最も驚きだった、とシュタイン氏はいう。「地面からでは気づきにくいのですが、強い日差しの中で上空から見ると、それぞれの色がとても生き生きと見えるのです」

「赤や緑、黄、それらと並ぶ青を見るのは、私の目にとっても特別なできごとでした」

シュタイン氏の一番のお気に入りの写真は、ハート型の水溜りの写ったものだそうだ。水の色が好みであることが一番の理由だが、一番多くの閲覧者を集めてくれたということも、理由のひとつに数えられるそうだ。

シュタイン氏の撮影した写真は、フリッカー、インスタグラム、フェイスブックなどで閲覧可能だ。死海のみならず、世界各地の様々な光景や、動物たちの写真が並んでいる。




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