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サイコパス


元警視庁・北芝健…座間殺人事件は一言で「低劣タイプのサイコパス」

文化通信特報版2017年11月07日 06:49元警視庁・北芝健…座間殺人事件は一言で「低劣タイプのサイコパス」

2017年10月31日。神奈川県座間市のアパートでクーラーボックス等に入れられた9人分の頭部が見つかり、この部屋の住人・白石隆浩27歳が捕まった。

アタマを入れたクーラーボックスには腐臭を防ぐために猫のトイレ砂が詰められていた。

男子1人、女子8人の頭部と多数の骨が発見されたが、女子は10代、20代だった。男子は、この8人の被害者の1人の彼氏で、この白石に頭部発見の部屋で殺された。

白石は、東京・新宿の歌舞伎町でスカウトをしつつネットの自殺サイトで女を引っ掛けては強姦して殺していた。白石には今年捕まった職安法違反の前科があり、売春させる店にスカウトした女子を売っていた。歌舞伎町での罪科ではなく茨城県警にパクられた。

この男は、両親と姉の4人家族。両親は不仲で、母と妹がくっついて別居。父親と暮らすも相性がなく別に暮らすようになる。高校は出なかったため、座間市内のドラックストアで働く時給が700円と安かった。

ワイドショーは「お茶の間」を強く強く意識

遊び盛りのこの男が座間でのカタギ暮らしに見切りをつけてやって来たのが歌舞伎町。パソコンをやる今時の若者だから、出会い系サイトなどの書き込みにつながっては売春システムに女の子を流し込みカネを得るようになる。性目的で自殺サイトにアクセスして女の子を引っ掛けては強姦して殺した。

ワイドショーなどは専門家として大学教員や警察OB、司法関係者にコメントさせて時間を埋める。どの「専門家」も番組制作側に気に入られ、ひいてはスポンサーを喜ばせる方向で「心の闇」とか「快楽殺人」とか「生い立ちの謎」「生育期の精神に与えた出来事」などに言及…。

だが、イマイチ歯切れの悪い印象。そりゃそうだろう。スバリの言葉で言ったり、強い表現すると局が慌てる。次のワイドショーにその発言者を呼ばなくなる。かくして「お茶の間」を強く強く意識して、「専門性」を感じられる用語など挟み、上手な受け答えをする。

しかし、表現の対象、つまり9人殺してアタマをクーラーボックスに入れ、歯型などから取締側にバレるのを恐れていた男が犯した行為について意見を述べるのだ。シッカリとした言葉を使って、殺された女子たちの無念を幾分なりとも晴らしてやるのがヒトとしての努めである。

自己防衛型の愛想をかぶった臆病者

この男の本体をどう表現すれば適確なのか。生い立ち稼働環境から身につけて周囲の攻撃をかわそうと身につけた「人当たりの良い表情」「絶望的精神状態を抱えた淋しい女の子」につけ入る「優しくて心に入って行く言葉」、カネを手にするために売春施設に紹介料を取って女の子を売るゼゲンの冷酷な心、死にたいくらいな気持ちの異性をおびき出しては強姦した上に殺害するエゴ、反省もなしにレイプと殺しを重ねる人でなし。これらをズラッと列べて一言で名づけると「低劣タイプのサイコパス」である。

大胆な犯行だの、快楽を求め異常者だのとメディアでコメントするのは部分部分では頷ける要素はある。しかし、この男は、只の自己防衛型の愛想をかぶった臆病者。

ほとんどの犯行は性行為目的で、捜査当局の追求を恐れて被害者を殺す隠蔽行動だ。心の闇なんか誰しもが持っている。この事件が大変特殊で心理学的に興味深いケースである、と言っているのは時間や紙面を埋めるだけのビジネス。ともあれ、この日本の社会は「凪(なぎ)」ではない。





「座間9人遺体」事件 殺害現場アパートに鉄オタたちが驚愕のワケ

10月30日夜に“複数の遺体を発見”報道が流れて以降、世間を震撼させている神奈川県・座間市の「9人切断遺体」事件。白石隆浩容疑者の殺害目的など、残る謎は多いが、一部からは別の意味でも驚きをもって受け止められていた。

「殺害目的で部屋を借りた」「ロフトにかけたロープで首を吊って殺した」

白石容疑者がこう供述していると報じられる現場アパートは、新宿駅から小田急線で1時間、相武台前駅から徒歩10分の線路沿いに位置する。不動産登記情報によると、大家は同じ座間市内に居住している。連日のワイドショーやニュース番組でたびたび映し出される、あの白い建物だ(掲載写真)。

築30年の木造2階建てのこのアパートには、白石容疑者が借りていたとされる205号室のほか、1階とあわせて12室がある。遺体が発見されたのは13.5平方メートルのワンルームで、家賃は管理費込みで2万2000円と、付近の相場と比べて安いことから“事件前から事故物件だった”と見るムキもある。

■小田急公式カレンダーにも

そんな現場アパートを見て、

「まさかこの場所だったとは」

との感想を漏らすのは、さる鉄道写真愛好家氏だ。実はこのアパートの場所は、彼ら鉄オタたちの間では知られた撮影スポットだった。

「テレビに映ったアパートの前の自販機に見覚えがあり、調べて知りました。相武台前駅から隣の座間駅にかけてのこの付近は、桜並木をバックに走る列車を撮ることができる小田急線では数少ない名所、我々が言うところの“お立ち台”なんです。しかも“編成写真”、つまり先頭車両から後ろまでをフレームに収めることができ、かつ微妙なカーブがあって先頭車両が傾く変化も撮れる。障害物が少ないため70〜600ミリのレンズに対応する立地で、アップから引きまで、列車の様々な表情が楽しめる点も魅力です。私鉄特急でも特に人気のあるロマンスカーも撮影でき、鉄道雑誌や小田急電鉄が販売するカレンダー、カメラの広告写真などでも目にしましたね。特に旧型ロマンスカーは来年3月に廃止になりますから、休日にもなると撮り鉄で賑わっていましたよ」

通称“座間桜”として知られるこの桜並木は、いきものがかりの代表曲「SAKURA」で歌われる桜のモデルという説もある。普段は犬を散歩させる近隣住民などが歩く光景が見られる、いたって普通の住宅街だったというこのエリア。白石容疑者が引越してきたのは2カ月前というから、この地の桜を拝むことはなかったはず――。現場には報道カメラマンたちが集い、メディアスクラムが繰り広げられているが、当初はそんな光景も“また電車が目当ての人たちか”と近所の人は勘違いしたとか。

「もともとは、アパートから座間駅寄りに進んだ位置にある石垣の上が良いアングルだったのですが、“鉄っちゃん”が殺到し過ぎて数年前にフェンスで遮られるようになり、最近はこちらに人が集まるようになっていました。“光線”、つまり陽の位置の関係では昼から夕方にかけてがベストな時間帯ですが、時期になると、平日の朝方でも5人くらいが列車を待ち構えているのを見たことがあります。もっとも、今年の初めにアパートから線路を挟んだ反対側の公園の桜の枝が切り落とされてしまったので、しばらくはこのアパート前のピンポイントで撮影することはないと思いますが」(先の愛好家氏)

1997年の「東電OL事件」の殺害現場となった渋谷区円山町のアパートは現存し、一部マニアが今も訪れる“聖地”と化している。全国的に知られる事故物件となった座間のアパートは、今後どうなるのだろう。

週刊新潮WEB取材班

2017年11月8日 掲載




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