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健康食品で肝臓がやられました


健康食品で肝障害、まれに死亡ケースも 

国民生活センターが注意呼びかけ


特定保健用食品(トクホ)などの健康食品を摂取すると、体質によっては重篤な肝障害を起こす場合があるとして、国民生活センターが2017年8月3日、注意を呼びかけた。

特異体質によるものなので予防は困難だが、「倦怠(けんたい)感や発熱、黄疸(おうだん)などの症状が続く人はすぐに摂取をやめ、医療機関を受診してほしい」と警告している。


倦怠感・発熱・黄疸が続いたら摂取をやめて受診

国民生活センターの発表資料によると、2014年から同センターのホームページ上に設置している「医師からの事故情報受付窓口」(ドクターメール箱)に、医師が「健康食品による薬物性肝障害」と診断した事例の報告が2017年7月までに計9件あった。患者はすべてが重症で、みな40歳代以上。主な事例は――。

(1)トクホの青汁を通販で購入、毎日飲んだところ、腹部に不快感があった。さらに13日後から寒気、頭痛が起こり、受診すると肝障害だった。そのまま34日間入院。それまで肝障害の診断を受けたことはなかった。(50歳代女性)。

(2)健康ハーブ茶を園芸店で購入、煎じて服用し始めた。2か月後に黄疸が出て受診すると、高度肝機能障害と判明。10日間入院。(70歳代女性)。

(3)10年前から数種の健康食品を摂取。総合感冒薬を1日分飲むと2週間後に腹部の不快感があったため受診、肝障害と診断された。血液検査の結果、健康食品の1種と総合感冒薬が原因と考えられた。摂取をやめると回復したので1か月以上の経過観察となった。(50歳代女性)。

(4)知人に勧められ3種のサプリメントを3か月間、飲んだところ、倦怠感、褐色尿、皮膚の変色が現れた。血液検査の結果、3種のサプリすべてに陽性反応が出て、薬物性肝障害と診断された。1か月強、入院。(70歳代女性)。


薬物性肝障害には、中毒性のものと人の体質によるものがある。国民生活センターによると、9件はいずれも患者の体質が原因と診断され、食品の成分がアレルギーを引き起こすなどしたとみられる。どの成分が影響するかはその人の体質によるので、発症を予防するのは難しい。「倦怠感」「食欲不振」「発熱」「黄疸」「発疹」「吐き気・おう吐」「かゆみ」などの初期症状が出たらすぐに摂取をやめ、商品やパッケージを持参し医療機関に行くよう呼びかけている。

日本肝臓学会の滝川一副理事長は発表資料の中でこうコメントしている。

「薬物性肝障害はアレルギーや肝臓疾患がある人に起きやすいと言われます。発症は非常にまれですが、重症化して死に至る例もあります。多くは特異体質によるもので、年齢・性別を問わず、誰にでも起こる可能性があります。摂取期間は1年程度の長期間のケースもあります。倦怠感などの初期症状が1つでもあり、続くようならすぐに受診してください」




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