スーパー秋葉原

サブURL(このURLからもアクセスできます):http://akihabara.areablog.jp/himiko

死の裏方


自らの仕事について、決して語らなかった「仕事師」たちの姿に改めて頭が下がる。

きっと、彼らは今日も炉の前で誰かの体が燃えていくのを見守っていることだろう

「人の肉体は最後にはこうなるのだ」 死の「裏方」を知る「葬送の仕事師」たち

死の「裏方」を知る/佐々涼子

母は十年かけて少しずつ死んでいった。体中の機能が失われていき、やがて口を動かす機能が失われた。

口が動かなければ食べられない。

ある日、母のからだに直接栄養剤を送り込むための胃瘻の手術をし、その帰りがけに、中華料理屋で母のいない食卓を囲んだ。

母が二度と食べることのなかった、あの餃子の味を、私は忘れることができないだろう。

あれは生きながら母を弔う通夜だった。

母が少しずつ死に向かう間、私は突き動かされるようにして、濃厚に死の匂いのする現場に入り、『エンジェルフライト』で国際霊柩を、『紙つなげ!』で被災者の再生を描いた。

死を間近に感じるのでなければ、弔いの現場など行こうとは思わぬものだ。

では、ノンフィクション作家の井上理津子さんは、何を思い『葬送の仕事師たち』の取材に入ったのだろう。

彼女は、葬儀の専門学校、遺体の防腐処理をするエンバーマー、納棺師、湯灌師、火葬場の職員に真正面から取材し、生と死について、深く考えさせられる言葉を聞き出している。

時に泣き笑いの混ざるインタビューは、大阪人のキャラクターゆえか。

カラッとしてはいるが、決して冷たくはない。太刀筋はまっすぐで、このテーマにあって爽快ですらある。




goodポイント: 0ポイント

このポストをお気に入りに追加 0人がお気に入り登録中
このポストのURL http://akihabara.areablog.jp/blog/1000007455/p11728411c.html
日記

■同じテーマの最新記事
仮想通貨で儲けました
これぞ信金の生きる道
こっちとら江戸っ子だい(1)
<<新しい記事へ     以前の記事へ>>
このブログトップページへ
ブログイメージ
akihabara
前年  2018年 皆勤賞獲得月 翌年
前の年へ 2018年 次の年へ 前の月へ 5月 次の月へ
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
今日 合計
ビュー 79 1009369
コメント 0 0
お気に入り 0 3

カテゴリー一覧

お気に入りリスト

おすすめリンク


外苑東クリニック
東京 人間ドック