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エンジン爆発(2)


機長に称賛の声集まる サウスウエスト機緊急着陸

米サウスウエスト航客機のエンジンが飛行中に爆発し、緊急着陸した17日の事故で、乗客からは機長への称賛の声があがっている。

ニューヨーク発ダラス行き1380便の機長だったタミー・ジョー・シュルツさんは、元米海軍のパイロット。17日の事故では、149人を乗せた飛行機をフィラデルフィアの空港に緊急着陸させ、「アメリカン・ヒーロー」と称えられた。

事故では客室の窓から空中に吸い出されそうになった女性が、1人亡くなっている。1

事故原因は調査中だが、国家運輸安全委員会(NTSB)によると、初期調査でエンジンの折れたファンブレードに金属疲労の痕跡が発見されている。

機長はどういう人か

サウスウエスト航空は事故機の機長の名前を公表していないが、乗客たちが、シュルツさんだったと明らかにした。シュルツさんの夫もAP通信に対し、彼女が機長だったと認めている。

米海軍によると、シュルツさんは、女性が戦闘機の操縦任務に着くようになった初期の1人

ニューメキシコ州出身のシュルツさんは大学で生物学と農業ビジネスの学位を取った後、1985年に海軍に入隊した。10年の勤務を経て1993年に現役を退き、予備役を経て退役した。攻撃機のパイロットなどを務め、最終的な階級は海軍少佐だった。

親類によると、夫のディーン・シュルツさんもサウスウエスト航空のパイロットだという。

ソーシャルメディアでは、2009年にニューヨーク発シアトル行きのUSエアウェイズ1549便のエンジンが停止し、ニューヨークのハドソン川に不時着水したいわゆる「ハドソン川の奇跡」で、飛行機を着水まで導いたチャズレー・サレンバーガー機長と比較する人もいた。

乗客の反応は?

テキサス州在住のアルフレッド・タムリンソンさんは、シュルツ機長の「鉄の神経」をほめたたえた。

タムリンソンさんはAP通信に、「僕はあの女性に拍手を送る。彼女にクリスマスカードを送るつもりだ。しかも、僕を地上に戻してくれたお礼に、商品券を添えて」と語った。

クリストファー・ジョンソンさんはツイッターで乗務員の写真を公開し、「この人たちがサウスウエスト航空ニューヨーク発ダラス行き1380便のヒーローだ。フライト中にエンジンが故障したものの、彼らがフィラデルフィアまで誘導して149人の命を助けた」とツイートした。

https://twitter.com/EMMS_MrJohnson/status/986272629362495489

ダイアナ・マクブライド・セルフさんは、着陸後に乗客と会うシュルツ機長の写真をフェイスブックに投稿し、「パイロットのタミー・ジョー・シュルツさんが後ろへ来て、乗客ひとりひとりと話してくれた。これが本当のアメリカン・ヒーロー」と紹介した。

「彼女の知識と指示、そしてショッキングな状況での勇気に心から感謝している」

https://www.facebook.com/photo.php?fbid=10156392496902458&set=p.10156392496902458&type=3&theater

事故の状況は?

事故は、ボーイング737型機がニューヨークを出発して20分後に発生した。飛び散った破片が客室部分に刺さったため、飛行機は減圧状態となり、急降下した。

酸素マスクを着けた乗客は叫び、衝撃に備えた。

当局によると、数秒後に機体は41度まで回転したが、やがて安定し、緊急着陸態勢に入ったという。

管制官との交信では、シュルツ機長が「サウスウエスト航空1380便、エンジンが片方だけになった」と報告している。

その後、「機体の一部を損失したので、少し減速する必要がある」と述べ、乗客にけが人が出たことも付け加えた。

当局が公表した録音では、管制塔の男性が「乗客にけが人、了解、機体で火災は起きているか?」と質問している。

これにシュルツ機長は「機体で火災は起きていないが、一部が損失している」、「穴が開き、誰かが放り出されたらしい」と冷静に答えている。

死亡した女性は

死亡したのはジェニファー・ライオダンさん(43)。米金融機関ウェルズ・ファーゴのニューメキシコ州アルバカーキ支店の副頭取で、子供2人の母親だった。

破損したエンジンの破片が窓を割ったとき、ライオダンさんは空中に放り出されそうになった。

他の乗客が彼女を引き戻し、心肺蘇生措置を行ったが、後にライオダンさんの死亡が確認された。フィラデルフィアの医療調査員は18日、ライオダンさんの死因は頭部と首、胴体への打撲だと明らかにした。

このほか、7人が軽傷を負った。

調査で分かっていることは?

NTSBのロバート・サムウォルト委員長は、エンジンが高速回転した際、24個あるファンブレードのうち1個が金属疲労で破損した可能性があることが初期調査で判明したと話した。

「このファンブレードは根元から壊れていた。破損部分には金属疲労の痕跡があった」

エンジンには外れた部品を留めておくために覆いがかけてあるが、高速だったため金属部品が覆いを突き破ったとしている。

同委員長はまた、破片は17日にフィラデルフィアから97キロ離れた地点で発見されたと話した。

米国の航空監督機関は、事故機のエンジン・ファンブレードと類似のものに対して点検を指示する方針だという。

該当のエンジンは米仏企業の合弁会社CFMインターナショナルが開発したもの。フランス当局は既に、調査に協力するために人員を派遣している。

CFMインターナショナルによると、現在8000基の同型エンジンがボーイング737型機に搭載されている。




航空各社、サウスウエスト航空の事故と同タイプのエンジンを調査

[シンガポール 18日 ロイター] - 米サウスウエスト航空<LUV.N>の旅客機が17日に起こした飛行中のエンジン爆発を巡り、米航空機大手ボーイング<BA.N>の737型ジェット機を保有する航空各社は18日、爆発を起こしたエンジンと同タイプのエンジンを調査していると発表した。

サウスウエスト航空の737型機1380便は17日、飛行中にエンジンが爆発し、フィラデルフィアに緊急着陸。同機の窓が粉々となり、乗客の1人が外に吸い出されそうになったという。乗客144人中1人が死亡した。

事故を起こしたのはCFM56─7Bエンジンで、米ゼネラル・エレクトリック(GE)<GE.N>と仏サフラン<SAF.PA>の合弁、CFMインターナショナルが製造。最も広く普及しているエンジンの1つで、ボーイング737型機に搭載されているという。

サウスウエスト航空は関連するエンジンの調査を慎重に進めており、30日以内に完了する予定とした。

韓国の大韓航空<003490.KS>は18日、規制当局から検査の要請はまだ受けていないが、サウスウエスト航空の事故を受け、11月までに保有する737型機全てに使われているエンジンを調査するとした。

日本航空<9201.T>の広報担当は18日、保有する737型機2機について、同日中に調査を完了させると述べた。

一方、豪カンタス航空<QAN.AX>は同社が保有する737型機に搭載されているエンジンは調査対象のエンジンモデルとはやや異なるとした。

737型機を保有するいくつかの他の大手航空会社の広報担当者にコメントを求めたが、現時点で回答はない。




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