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腹の虫


人間の感情は腸内微生物(腹の虫)に支配されていたことが判明! 

「腸=第2の脳」は本当だった!

寄生虫の一部には、宿主の脳を乗っ取り、その行動を制御してしまうような恐ろしい種がいることが知られている。カマキリなどに寄生し成長したハリガネムシが、水中での産卵のためにカマキリの脳にある種のたんぱく質を注入し、カマキリを水に飛び込ませるという例や、カタツムリに寄生するレウコクロリディウムのように、寄生したカタツムリを鳥に食べてもらうために、暗く湿った場所が本来のすみかであるカタツムリを明るく目立つ場所で行動するよう変化させてしまう例などもある。


■腸内微生物の状態と脳活動の関連を探る

最新の研究によれば、こういった例のように行動を制御するというほどの極端な影響はないにしろ、人間の腸内にすむ微生物によって感情が左右されているという研究結果が科学系オンラインジャーナルの「Science Alert」で紹介されている。

一般的に人間ひとりの腸の中には100〜3000種類の微生物が100兆個〜1000兆個ほどいるといわれている。この腸内微生物の種類や数によって我々の健康状態が左右されることは周知されているが、この微生物によって人間の感情にも変化がもたらされているという調査結果が報告された。

げっ歯類の腸内微生物の構成によって、その動物の行動が変化するという研究はすでにされてはいたが、人間を対象として本格的な調査は今回が初めてということらしい。UCLAの消化器病専門医であるキルステン・ティリッシュ博士とそのチームは、18歳から55歳までの健康な女性40人から採取した便をサンプルとした腸内細菌組成から、40人の被検者を2つのグループに分類した。

一つは、バクテロイデスと呼ばれる細菌属が腸内に豊富にいるグループと、もう一方はプロボテラと呼ばれる細菌群が腸内に豊富にいるグループである。この2つのグループの被検者全員の脳のMRI検査と、ポジティブ、ネガティブ、ニュートラルの3種類の感情を誘発するイメージを見せた時の脳の反応についての調査が行われたわけである。


■腸内の微生物が脳の構成に影響を及ぼしている

その結果、バクテロイデスが豊富なグループの被検者の脳では、前頭皮質と島皮質に厚い灰白質が見られ、記憶をつかさどる海馬の領域も大きいということが判明した。一方、プロボテラが豊富なグループの被検者の脳では、注意力や感情、感覚をつかさどる領域の脳内ネットワークが、バクテロイデスが豊富なグループの被検者の脳より活発であることがわかった。

また、ネガティブな感情を誘発するようなイメージを見せられた時に、プロボテラが豊富なグループの被検者は、バクテロイデスが豊富なグループの被検者よりも海馬の活性度が低く、イメージを見ることによって不安やストレスなどを抱きやすいということも判明したとのことである。

こういった結果から、腸内の微生物が人間の脳の構成になんらかの影響があることが確認されたが、この研究はまだ始まったばかりでさらに多くの被検者の調査と異なったアプローチによる検証が必要であるとのことである。

文字通り「腹の虫」によって、感情が左右されてることはわかったということであるが、腸が人間の第2の脳と呼ばれ、お腹の調子で頭の良し悪しが判断されてしまうような未来が来るのではないかといった不安も残る研究分野なのかもしれない。




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